IB_denchi
恋愛・青春
どろりとして抜け出せない
抜け出すのが怖いのかもしれない。
そんな鬱々としたLoveストーリー
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電池切れパラドックスとエレクトリックシティの涙腺
著者 ロジャー松岡
初秋を迎えた大東京の内藤区伽藍町。表向きはラウンジバー、裏は違法風俗業という店で働く『サチコ』は日々の仕事に疲れ始めていた。郊外に住む無職の『勇治』は相も変わらず自堕落な毎日を送り続けていた。
ある日を境にサチコは過去のトラウマによる口述をし始める。奇妙な精神不安はやがてエイズノイローゼを引き起こす。時を同じくして勇治の身辺でも不可思議な現象が繰り返し巻き起こり、夢と現実の狭間で懊悩することになる。
クリスマスイヴの夜、サチコは親友である『明美』の真実を知り、勇治は親友である『佐々木』との再会を果たすのだが、二人にとってそれは衝撃の事態だった。
別々の人生を歩みながらも水面下で共通する奇妙な符合の数々と不器用な半生が、かつての瞬間恋愛を軸に交差していく。そして、二人は……
当然小説なんだから、ストーリーを読むのでしょう。でも、あなたは、小説の中にリズムや、色、匂いを感じた事はありませんか。
この作品は、好き嫌いを別にして、そういった生の感性に届く小説だと感じていただけると思います。このくぐもった、湿った色と匂いを、あなたは、どう感じますか?
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