AkakisyukumeiToAoikaze
伝奇・ファンタジー 新刊
宿命を背負う二人の
愛と青春と絆を描く
アクション・ファンタジー!
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朱き宿命と蒼の風 著者 黒井 勇利
ある日突然、楠風馬は謎の少女・月代蓮に命を狙われた。少女の襲撃から逃れた風馬は、自分の命を狙った理由を聞いた。
「風馬のせいで、近い将来、蓮は命を落とすことになる……」
その衝撃的な答えは、蓮の祖母であり、朱き月の一族を率いる月代椿の予言によるものだった。
風馬はまだ目覚めていないが「蒼の守護者」と呼ばれる組織の一員であり、その組織は蓮のいる「朱き月の一族」と敵対している。
風馬と蓮は予言を回避する方法を求め、互いに協力しあって苦難に立ち向かう。蓮を襲う蒼の守護者たち、朱き月の一族内のクーデター、そして蒼の守護者として覚醒し、蓮を守るために闘いを始める風馬だったが……。
計り知れないほど複雑な過去と、一族の壮大な歴史を背負う二人。数々の困難を乗り越え、互いに信頼しあい、成長していく姿は、読んでいて爽快感を覚える。
脇を固める登場人物も個性的だ。特に蓮をサポートする響子は、風馬を茶化しながらも何かと力になり、圧倒的な存在感を示している。
また、著者はシーンの描写にも長けている。特に海の場面は読んでいるにも関わらず、目の前に波と夕日が見えた気がした。
インディーズ文庫はじまって以来の超大作、ぜひ味わっていただきたい。
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